近年、アサリの不漁が続いているのは、皆様ご存知だと思います。私が住む愛知県も例外ではなく、実際に潮干狩りをしていて確実にアサリが居ないのを実感しています。そんななか、テレビのニュース番組で、三河湾のアサリが復活しつつあるという情報を得たので行ってみることにしました。
目次
アサリの不漁について
私は、10年ほど前から吉良町の吉田海岸で潮干狩りで楽しんできました。10年前は、10~20kgほど一人で採れてしまい、漁協の方に没収されることが、当たり前に有りました。今の吉田海岸では、1kgもアサリは採れません。アサリ漁がダメになった理由は、ネットで調べても漁協に聞いても答えはバラバラで、なにが信用できる状況か良く判りません。復活しつつある理由も、「去年の台風が搔き回した」という現象をいうだけで、真の要因というのは、実はよく判っていません。そもそも、本当に復活しつつあるのかを確かめるべ行動を起こすことにしました。
東幡豆・前島潮干狩り場
テレビでの潮干狩りは、西幡豆や東幡豆を放送していました。毎年行っていた、吉良吉田海岸は、望み薄なので幡豆の海岸で潮干狩りをすることにしました。
東幡豆・前島潮干狩り場は、周囲の道路幅が狭く、道も入組んでいて判りにくいです。あらかじめ地図で確認をしましょう。国道321を西尾から蒲郡方面へ走っていると有ります。「潮干狩り」の旗も何か所か立っていますので、目印にします。私は、以前に三河湾でカヤックで遊んでいたこともあり、比較的すぐにわかりました。 小規模な潮干狩り場ですから駐車場は、あまり広くないです。駐車料金として500円払います。一台で500円払いますから、複数台で行くと出費が増えます。駐車場には、係の人がいます。まだ、お客も少なく暇そうにしていたので、どこで採れるか聞いてみました。「島アサリなので、岩の下に有るのをほじって探すんだよ」と教えてくれました。ということは、ポイントは前島のみ?。砂の場所には、アサリは居ないようです。なんとなく、幡豆でアサリが取れているという理由がわかりました。採りにくいので、絶対量が減っていないという事と、岩の下という環境がアサリ減少の要因(要素としては、土壌環境・水温・栄養素などと推測します)とはならずに、残っているのだと勝手に推測しました。 トイレは受け付けの近くに有ります。小規模の場所なので、これぐらいの数で間に合いそうです。男女で分かれています。 潮干狩り料金は、入り口の受け付けで払います。専用のビニール袋がもらえます。入漁券代わりですので、無くさないようにします。この袋の中にアサリを入れると、捕獲制限の2kgになるようです。この袋に入れながらアサリを取らなければいけないという訳ではありません。バケツやカゴに、収穫物を入れて最後にアサリだけ、袋に詰め替えて検量してもらいます。 さっそく開始します。ポイントはもちろん前島の島アサリです。島だと、密漁の影響を受けないのかねえ~外敵も発生しにくくてアサリが生き延びてるのかな~とか考えていると、到着します(徒歩約10分)。岩場(ゴロ場)ですね。岩をひっくり返したりや、固い瓦礫をひっくり返したりしながら、アサリを探します。たしかに、他の潮干狩り場と比べると、アサリは居ますね。ただ少し、見つけるのが難しいです。泥にまみれたアサリを視覚のみで見つけます。小石とアサリを見間違えますね。以前やっていた砂地でのアサリ取りと勝手が違います。視覚情報から判断するスキルが要求されます。でも、少しですがアサリは出てきます。でもこのまま頑張ってやっても、捕獲制限の2kg採れるかどうかって所ですね。 手が汚れてカメラを触れないので、途中の風景は無いです。ちょっとづつしか得られないアサリを掘るのもしんどいので、途中で見つけた黒ナマコを捕獲してみました。乾燥してどうにか使ってみます。 バカ貝は、いっぱいあります。バカ貝は捕獲制限になりませんから、取り放題です。私は、処理にめんどくさくない量を持って帰りました。あとはハマグリが結構あります。一人で大きいの1個と稚貝を数個取ることができました。やってはいませんが、砂を掘ったとき、マテガイの穴も有りましたから、マテガイも居ます。 岩場でアサリを取って飽きてしまったので、帰りながらバカ貝やハマグリを探しながら、受付へもどりました。ハマグリは真剣にやればもっと採れそうです。アサリは頑張っても漁獲制限までしか採れなさそう。しかもその作業は、重労働で苦行です。でも、ここにはアサリは居ますので、どうしても欲しい方は、行かれるのは有りだと思います。陸に上がって、係の人に私が採ったアサリを計ってもらいました。2.2kg有りました。すこしオマケしてもらえました。 アサリを洗って帰ろうと思いましたが、海水が出る所が有りません。漁港と違い、海岸なので設備が無い様です。淡水の水道は有りますので、体と道具を洗いました。海水は、2リットルペットボトルに入ったのが150円で売ってます。なんだか、それを買うのは違うような気がして、私は買いませんでした。 愛知県の潮干狩りでアサリの収穫が復活したかの調査結果について述べます。私は漁協の組合員ではなく、一般の遊漁者であります。それを踏まえて、読む方が判断してください。サンプル数(母数)は過去10年で年間5~10回ほど行ってますので50から100が母数になります。復活したかの指標は、10年前と同じく取れたかを指数にします。今回は2kgほどです。復活してるとは言い難いです。 今後、また行きたいか?については、微妙です。年に1回なら良いかな~という感じです。漁獲制限2kgで、2kg採れない可能性もあります。だったら、同じ値段で漁獲制限4kgの所やもっと楽に出来る所に行きたいですよね。 帰宅してすぐに、小さいアサリで味噌汁を作ってみました。どうせ、出汁しか取れないだろうと思って、身は食べないつもりでした。ところがどっこい、身がぷっくりしていて、品質的には最高のアサリです。妻が買ってくる「熊本産アサリ」の痩せ具合を良く知ってるので、このアサリの身の入り方は、すごいと思います。写真のは、1.5~2cm程の小さいアサリです。
場所
〒444-0701 愛知県西尾市東幡豆町小見行田20番地3
駐車場
有料(一台500円/1日)
開催期間
2019年3月6日~7月31日
料金
大人・子供(小学生以上)1000円/2kg
追加料金
1kg/700円
捕獲量
入漁料1000円で2kgまで(追加可能)
連絡先
0563-62-2068
漁協
東幡豆漁業協同組合
潮干狩り場まで
駐車場
トイレ
受け付け
潮干狩り
その他の獲物
潮干狩りを終えて
バケツのレンタル等ごじいましたか?
バケツのレンタルはごじいました。
前島には船で行くのですか?子供との潮干狩りでも大丈夫そうな場所でしょうか?
愛莉さん
潮が引いてるので、歩いて前島に渡ります。
子供さんもたくさんいらっしゃいますのでご安心ください。三河湾の有料の潮干狩りはルールを守ればどこも安全です。無料で取れるポイントは危ないですので行かない方が良いですよ
昨日からセカンドシーズン始まりましたね
漁協のHPに画像とともにまだアサリ取れます、みたいなこと
書いてあるんで明日行ってこようかと思っております
わんちゃんさん、コメントありがとうございます。東幡豆はあさりもハマグリも採れますから有望な潮干狩り場ですよ。私も明日行こうと思いましたが農作業が忙しく断念しました。