11月29日、釣り仲間の船で、NTPマリーナりんくうより渥美半島、通称「風車前」に向けて出港した。10~11月は、青物やタイの釣果が良いことが多く以前から、釣行予定を入れていて待ちに待った出航となった。常滑沖から、渥美半島へ向けてまずは何事もなく巡行していたがどうも、オートパイロットが効かないと、ボートオーナが言い出す。この時点では、さほど気にしていなかったが後々大変なことに・・・。
午前7時、三河湾の島々を過ぎた頃、遊漁船が何隻も目に付くようになってきた。目的地はみな同じようで、「風車前」には、何十隻もの遊漁船とプレジャーボートが集まっていた。上空には鳥がいて、水面に向けて突っ込んでいるのが確認できる。鳥山が至る所に発生していている。海水面にはベイトが居るので、それを食べに鳥と青物が沸いているのだ。メンバーは、ジギングでやるようだ。私は、前回サワラキャスティングタックルが設定したままだったのでシンキングミノーでやってみることにした。ボトムから探り上げていくといとも簡単に釣れた。メンバーも続々と青物をキャッチ。床上を転がしてどんどん、生け簀に入れていった。
朝の、好時合は長くは続かず、あっというまに鳥もいなくなり青物も釣れなくなった。早めに戦線を離脱して、伊良湖沖への
ジギングで切り替えることとなった。しかし、オーナーが舵取りに苦戦している。舵の効きが悪く、どんなにハンドルを切っても
思った様に操船できないのだ。しかも、どんどん舵が効きづらくなって、しまいには、スラスターで方向を変えないといけない様な始末になってしまった。さすがにこの様な状況で釣りは続けれないので13時に伊良湖を離れて帰港することになった。
私は、甲板の下の機械部を見てみることにした。舵取り装置が、パイロットの思うように動いていないのが確認できた。船の備品入れの中から、手動で舵を動かす工具を発見した。セッティングして、走り出すと蛇行はしてしまうが、どうにか前方に向けて走れるようになった。通常の倍ほどの時間を掛けてなんとかマリーナに到着した。後程談では、油圧系統から油漏れが発生したいた為に、舵が切れなかったそうだ。釣果は、ハマチ20匹にサワラ1匹であった。
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